テキサスホールデムの勝ち方ですが、もちろんこれは勝負事ですから相手もいれば運の要素もあり、必勝法というような意味での勝ち方は存在しません。ですが、勝つためにはどういう戦略を取ればよいかという考え方の問題であれば、他のいろいろなゲームと同じくテキサスホールデムにも当てはまります。それはどういうものか紹介しましょう。

テキサスホールデムでは、手札の交換はありません。最終的には7枚のカードの中から5枚を選んでポーカーの役を作るわけですが、手札の交換などはないのですから、最終的にできる役は誰がどうプレーしても同じになります。そこに優劣の差、テクニックの差は存在しません。一方で、その7枚のカードは一斉にオープンにされるわけではありませんから、先を読む力は必要になります。勝ち方の第一歩はここになります。7枚のうち、最初の2枚の手札で先を読む力が最初です。続いて場に3枚のカードがオープンにされ、計5枚のカードまで分かったときに、後2枚でどれだけの役がどれくらいの可能性でできそうなのかを読む力が必要になります。6枚目のカードが出されたときもほぼ同じです。

一方で心理的な駆け引きの要素ももちろん重要です。とくに7枚目のカードが出た後については、もはや役作りや先読みは一切関係ありません。全員がどんな役ができたかは固まっているのです。ここでは駆け引きが重要となります。ですが、この時点だけの状況を見ていてはいけません。5枚のカードの時点、6枚目のカードが出た時点など、それまでのベットの段階でそれぞれのプレイヤーはどのような態度、賭け方だったのかということも併せて考えられるようになれば勝率も上がることでしょう。